万博の予約システム・歩き方についての備忘録
みなさん万博は行きましたか?僕は開幕2週間で3回行きました!
というわけで、メモがてら万博の予約システムはどうなっているのか、実際どうなのかを記事にしたいと思います。
この記事は4月25日までのろくに公式情報を調べていない個人の見解をまとめているため正しくない情報が含まれている可能性が非常に高いです。
あくまで参考程度に受け取ってもらえるとうれしいです。
この記事をまとめると
- 事前予約・当日予約はそれぞれ1枠しか存在しない
- どうしても行きたいパビリオンがあれば事前抽選で1つのパビリオンに対して1時間おきに希望を入れると当選しやすくなる(未検証)
- 殆どのパビリオンは並べば入れる
- 焦って当日予約して時間に縛られないように気をつける
チケット・予約の構造について
まずは概念から把握していきましょう。
チケットはいろいろな方法で入手できるようですが、チケットごとにチケットIDが割り振られており、そのチケットを万博IDに紐付けることでWebからのパビリオンの予約が可能になります。
もちろんですが、チケットをWebで購入した場合には購入した万博IDに自動で紐付けられます。僕はやったことないですが、譲渡などもできるようです。
基本的には一対多の関係にあり、1つの万博IDに複数のチケットが、1つのチケットにつき複数の来場予約を設定することができます。(複数の来場予約は通期パスのみ;最大3つまで)
来場予約には入場前の 事前予約
・ 入場後の 当日予約
が 1件ずつのみ 紐付きます。ここが大事なポイントです。
予約について
来場日時予約
まずは来場日時予約を行います。この時間は 入場が開始される時間を予約するもの です。
決してそれまでの時間に着いている必要はなく、9時に予約して10時過ぎに来てしまってもそのまま10時の列の最後尾に並ぶだけです。焦らずのんびり行けると良いでしょう。
最初の頃は予約時間の30分後に着くようにすることで殆ど並ばずに済んでいましたが、ここ最近予約可能枠の拡大が観測されていますのでその限りではないかもしれません。
当日予約という概念が存在しますので、(やったことはないですが)どうしてもその枠で確保したい場合は9時予約で8時前に並び始めるといったことも検討する必要があると思います。
事前予約
来場予定ごとに事前予約枠が1つ存在します。これは来場予定日の
- 2ヶ月前(抽選)
- 7日前(抽選)
- 3日前(先着)
の3回のタイミングで決定されます。
ここでの予約は どうしても行きたいパビリオンか、予約が必須になっているパビリオンのみ を選ぶようにするとよいです。
3日前の先着予約はそれまでの抽選で余ったものになりますので人気のパビリオンは基本予約できないものと思った方が良いでしょう。
最初にも書いてありますが、ここで確保できるのは1つのみです。第5希望まで選べたとしても当選は1つしかしません。十分考えてパビリオンやイベントを選びましょう。
どうしても行きたいパビリオンがある場合の応募方法としては、希望時間に申し込みが集中していると、前後1時間に他の予約が存在する場合はその時間内で当選することがある仕様を利用し、1時間おきに時間を入れておくことで当選しやすくなると思われます。
11時入場で12時以降に行きたい場合、12~16時の1時間おきに希望を入れておくことで希望したパビリオンに当選する確率が高くなる…はずです(要検証)。
そもそも枠が少ないイベントに参加したい場合は…祈りましょう。
来場予約を変更し後の日付にすることで(既に予約されている分はキャンセルされた上で)再度抽選に参加することができるはずですが、変更は3回までとのことなのでリセマラ対策はされているようです。
当日予約
会場へ入場後、10分経過することでその当日の予約を行うことができます。
詳細は把握していませんが、おそらく時間経過で予約できる時間が開放されていくはずです。11時ぐらいには全開放されるはず…です(確証なし)。
当日券で入場したなど、万博IDがない方は 当日登録端末機
を使用することで予約が可能なようです。
朝9時の時点で数千人以上が当日予約をしようとする訳ですから、あてにすると痛い目に遭います。基本的に枠は埋まっているものと考えた方が良いです。この枠を狙いたいときは朝から並んで真っ先に入場するか、1人でキャンセルされた枠をワンチャンで狙うぐらいの認識でいることをおすすめします。
人気のパビリオン以外は18時頃には空き始めるため、当日予約はそれより前の時刻か、列に並ぶと時間が消し飛ぶぐらいの人気のパビリオンを予約するのがおすすめです。
闇雲にパビリオンの予約をするのは避けよう
この記事で僕が一番言いたいことはこれです。
とりあえず取れるから、で予約してしまうと逆にどこにも回れないという事態が発生してしまいます。
例えば事前予約で16時からのパビリオンが当選したとして、当日予約として18時からのパビリオンを予約したとします。
実際に入場して16時からのパビリオンに入場し、出た時間が16時半だったとして、次の予約まで1時間半ありますが、その後に興味の出たパビリオンが1時間待ちだと実質時間が無くなってしまうため他のパビリオンを探すかぶらぶらして時間を潰すことになってしまいます。
それも楽しいんですが、待ち時間を表示しているパビリオンは少ないので判断が難しく、予約に間に合わないリスクを避ける判断になってしまいがちです。
終わった後に『そこまでして予約枠と時間を抑えておく必要あったのかな…。』とならないためにも行きたいパビリオンが決まっていない状態で無理に当日予約する必要は無いと考えます。
また、毎日たくさんのイベントが開催されます。毎日あるイベントだけでも下の表の時間に開催されます。
何も考えずに予約してしまって下記のイベントを見られないのはもったいないので、当日予約の際はこの時間も考慮できるとよいと思います。
イベント | 時刻 |
---|---|
日没(参考) | 18:40 |
ウォーターショー | 19:10~19:34 / 20:30~20:54 |
プロジェクションマッピング | 19:30~19:50 / 20:10~20:30 |
ドローンショー | 20:57 ~ 21:05 |
※季節などにより時刻は変化しますので必ず公式サイトなどをご確認ください。
殆どのパビリオンは予約不要で入れる
公式サイトに、毎日更新されているページがあります。
予約なしパビリオンマップが公式で案内されているように、多くのパビリオンは予約不要で並べば入ることができます。
予約できなかったからといって入れないところは殆どありません。ただし並ぶ必要はあります…。
引用元: https://www.expo2025.or.jp/news/daily/
※この画像は 4/27 時点のものであり、閲覧時点で変更されている可能性があります。
予約したパビリオンの詳細はよく確認しておこう
パビリオンによって
- だいたい予約時間に来ると優先して入場できる。時間がすぎていても案内してもらえる
- 予約時間に開始時刻に合わせて受付開始、予約時間終了時刻で閉めきって1グループとして出発する
- 予約時間が体験時間。予約時間の5分~15分前に集合する必要がある
といった形でルールがバラバラです。予約ができたらパビリオンの詳細をしっかり確認しておきましょう。
もっとも、3つめに関しては引っかかる人が多かったのか予約画面のパビリオン名に注釈が追記されていますのでそこまで罠になることは少ないと思われます。
Personal Agent アプリを入れよう
万博のサイトでは Visitors アプリがおすすめされますが、かなり出来が悪い上に何もできません。
マップの確認・予約前の通知には 来場者向けパーソナルエージェントアプリ がおすすめです。
パビリオンをおすすめするアプリではありますがおすすめ機能を利用しなくともマップの出来が良く、近くのトイレや飲食ができる施設の他に混雑度の確認・ルート案内などもできます。
アカウント連携をすることで予約したパビリオンの詳細が確認でき、そこから先ほどの予約時間のルールやその場所までのルート案内を開始したり、予約時刻が近づいた時点で通知が送られてきたりします。
開幕当初に開発者モードが有効になっているとアプリが起動できないなどの話がありましたが、今では改善されているようでした。
あとは起動時の動画再生がウザいのと頻繁にセッションが切れるせいで再ログインを求められてしまうのをなんとかしてもらえれば…。
来場にあたって
手荷物検査
入場ゲートで空港のような手荷物検査があります。当たり前ですが危ないものは持って来ちゃいけないのはもちろん、三脚や一脚も武器になり得るとのことから持ち込みが禁止されているので注意してください。
持ち物
帽子・日傘は持ってきた方が良いです。本格的に暑くなってきたら知りませんが、日光の当たるところで並ばされるのがデフォルトになるので覚悟しておくと良いです。
会場内の移動距離
会場内はとても広いです。3回中3回とも15キロ・2万歩以上歩いて帰ってくることとなりました。
普段歩き慣れていない方は来場前からルートを決めておくとか、(ベンチは沢山あるので)疲れないように休憩しながらの移動をおすすめします。
その他雑記
複数人で申し込みたい場合
友人と一緒に行きたいなど、他の万博IDに紐付いたチケットでも一度にまとめて予約ができます。
他の方がお持ちのチケットも
まとめて申し込む
(チケットIDを入力)
ボタンから、同時に申し込みたいチケットIDを入力することで可能です。ここでの追加は一時的なものなのでページを開き直す度に同様の操作をする必要があります。
予約操作中にブラウザバックは使用しないこと
なんだ枠一杯じゃん…と思ってブラウザバックしてしまうと申し込むチケットを選択する画面まで戻ってしまいます。
多少面倒でもスクロールしてページにあるボタンを押して元のメニューに戻るようにしましょう。改善してほしい…。
パビリオンに長時間並ばずに入りたいなら18時以降
上でもちらっと書きましたが、18時を越えると学生が帰るなどもありかなり空いてきます。自由入場になるパビリオンが増えてきますのでいろいろ回ってみると良いと思います。
ただし、人気のパビリオンは依然として列が長いままのため19時以降の各種ショーを楽しみにしている方は事前に予約しておくか、午前中に入場してすぐ並ぶことをおすすめします。
『並ばない万博』について
ここまで読んでいればわかると思いますが、並ばない万博
は大嘘です。正確には 予約ができる万博
です。
しっかり認識を持った上で回る分には別にストレスなく回れると思います。
ドメイン名が多すぎる
せっかく expo2025.or.jp なんていうドメイン名がありながらシステムや企業によってドメインがバラバラです。
参加企業や国のサブドメインならまだしも、cancel-machi.com とかなかなかになかなかです。
来年地獄が見られそうです(白目)。
パビリオンの見方・感じ方について
万博は政治です。開催国だけではなく参加国や企業も政治的理由や意図と深く関わっています。
(僕のような教養の無い人間は)内容を鵜呑みにせず、必要に応じて調べながらその国の背景も考慮しつつ楽しむのがおすすめです。
個人的な(パビリオン以外の)おすすめスポット
大屋根リング本体と、そこからの景色
叩かれたり色々していましたが、リング自体は本当に良いです。写真などで見るのと実際に行ってみるのに大きく差を感じました。
リングの内、外にかかわらずそこから見える風景も楽しみながら散歩してみても楽しいと思います。
僕はまだ見ることができていませんが、夕日とかも本当に最高のようなのでリングの上から見てみたいと思います。
夜景
夜には各パビリオンの照明が仕込まれている部分やライトアップが行われ雰囲気が大きく変わってきます。暗くなってからぶらぶらしてみるのもおすすめです。
地面のレンガ(タイル?)に光が反射するつるつるとした材質のものが混ざっており、照明の光がほどよく反射するように設計されていました。この設計マジで天才すぎる。
リング上のトイレ
リング上にもトイレがあります。目立っていませんがこれはトイレです。
便器の数は少ないですが比較的空いていますので、非常に混雑している銀色の壁のトイレなどに並ぶよりは少し歩いてリング上のトイレで木の匂いを嗅ぎながら用を足してみるのもおすすめです。
なんか嫌な表現になってしまったな…。
外周道路・バックヤード
一般の人は入れませんが、リングの上などから見ることはできます。またリングの内側に車が入るための踏切のようなものが設置されており、それも見ていて非常に面白いです。
また西ゲートから一周する e Mover では一部リング下の外周道路を通ることができるようですので一度は乗ってみたいです。